バランス。
高輪のS様邸にやっと到着。
いつもの優しい笑顔と、私の半分位の体積しかない可愛い奥様がお出迎え下さいました。
たどたどしくご挨拶を繰り返している最中にも、見える!奥に、絶景!!!
完全にSご夫妻を越える目線。冷静と理性がさっきの高速エレベーターで幽体離脱。
昔、実家にいたイヌが『オアズケ』の最中、決してオヤツから目を離さなかったのを思い出す。。。
「こちらへどうぞ〜」の声にリビングへ。
広々とした空間の奥に飛び込んでくる全面、絶景!!!
「ふおぉぉぉぉーーー!!!」の奇声が10分ほど続き、取付け作業の音よりうるさい店番。ソフトインパクトの意味無し。
たとえ都内のホテルでもこんな景色滅多に見られない。レストランでも新井とは絶対案内されないVIP席。
つくづく成功者の証を体感して紅潮しきりの店番に、S様ご夫妻はとても美味しいケーキとお茶を煎れて下さり、「テーブル気に入ってます」と一言。『あ、今日納品に来たんだ。。。。』とじんわり思い出す。
都内の有名な各ビルが冬の光にスッキリと映し出され、海側には音も無く飛び交う飛行機。レインボーブリッジが見え、横浜が霞にかかる。
夕方には刻々と桃色に染まっていく様を、ケーキをマグマグ一口食べては、「うわぁぁ〜〜」と立ち上がり窓辺にへばりつく店番に、そのつど付き合ってくださるSご夫妻。スクワット状態。本当にお騒がせ致しました。
会話の合間にご夫婦で可愛い手拭いを出し『何処で買ったのかしら、もうシミが着いてる、でももう少し使いましょうよ。』とお二人の優しい暖かな時間が緩やかに流れる。
何かの難しい本で、『表が大なれば裏も大なり』と読んだ事が有る。S様邸は私などでは測りしれない堅実で誠実な仕事力と、諦めない努力を重ねた結果なのだろう。そして深く優しい奥様との時間がその強い基盤であり、そしてそのお二人がお使い下さっているテーブルが、柿八の物である事を私共は一生の誇りに思っております。本当にありがとうございました、本当にお騒がせ致しました。(店番)
